ンゴニ族(読み)ンゴニぞく(その他表記)Ngoni

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ンゴニ族」の意味・わかりやすい解説

ンゴニ族
ンゴニぞく
Ngoni

東アフリカに散在するバンツー語系諸族に属するングニ諸族のうち,約 12の集団の総称。人口は 100万人をこえると推定される。 19世紀初めにナタールのシャカ王の支配を逃れて北へ移動したズールー族子孫で,家畜農作物略奪や周辺住民の捕獲を繰返し捕虜を同化したりすることによって急速にふくれ上がった。マラウイ湖の西,タンガニーカ湖の東を通り,ビクトリア湖近くまで達したが,のちにザンビアマラウイタンザニアの各地に定着した。各集団では主従関係を父系出自に置き換え,王の妻たちに割当てられた連隊に所属する擬似分節リニージ的な国家に組織されていた。ムペゼニ王に従ったザンビアのンゴニはいまなお牧畜を主としているが,ほかは農耕生業となっている。 19世紀末のヨーロッパ人の侵略によって 1910年まで白人の支配下にあった。

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