アイゴス計画(読み)あいごすけいかく

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

全世界海洋情報サービス計画Integrated Global Ocean Service Systemの略。海洋観測の結果を無線通信で最寄りの気象機関(日本では気象庁)へ送り、さらに気象資料交換用の国際通信回線を利用して、国際的に利用しあっていこうという計画。海洋は広大で、一機関ではもちろん、一国の力だけでは観測調査しきれない。海洋の情報は、水産や航海上ばかりでなく、気象の長期予報や気候の予測には欠かせないものなので、国連の専門機関である世界気象機関(WMO)とユネスコの政府間海洋学委員会(IOC)が協力しあって、1972年にこの計画を開始し、さらに、2001年にはこの計画を基礎として、この両機関は新たにWMO/IOC合同海洋・海上気象専門委員会(JCOMM=Joint WMO/IOC Technical Commission for Oceanography and Marine Meteorology)を設立し、海洋観測の結果の即時的・国際的な交換の推進に力を注いでいる。

[安井 正・佐伯理郎]

『木村吉宏著「全世界海洋情報サービスシステム(IGOSS)」(『測候時報』55号所収・1988)』

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