アカカミアリ(読み)あかかみあり(その他表記)Fire ant

知恵蔵mini 「アカカミアリ」の解説

アカカミアリ

アリ科の昆虫。米国南部から中米を原産地とする。体長は約3~5ミリメートルで、体は赤褐色頭部は褐色。裸地や草地などの開けた場所に生息し、土中に営巣する。雑食性で、甘露や植物の種子、小型節足動物などを餌とする。攻撃性が強く、腹部の毒針で刺されると激しい痛みがあり、水疱状の腫れを生じる。毒はヒアリと同じアルカロイド系で、毒性はヒアリほど強くないが、アレルギー反応(アナフィラキシーショック)を引き起こす場合もある。世界中に分布が拡大しており、日本では2005年に特定外来生物に指定された。18年4月現在、定着が確認されている東京都の硫黄島や沖縄県の一部を含む11都府県14カ所で発見されている。発見場所は太平洋側の港がほとんどだったが、同年4月に内陸部の住宅で初めて発見され、環境省などが注意喚起を行っている。

(2018-4-24)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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