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硫黄島 いおうじま

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大辞林 第三版の解説

いおうじま【硫黄島】

◇ 鹿児島県佐多岬南西約40キロメートルにある活火山島。鹿児島郡三島村に所属。かつては硫黄を産出。俊寛しゆんかんらの流された鬼界島きかいがしまに当たるといわれる。いおうがしま。

いおうとう【硫黄島】

小笠原諸島の南西約200キロメートルにある硫黄列島中の主島。火山島。東京都に所属。第二次大戦末期、日米両軍の激戦地。いおうじま。 〔旧島民は「いおうとう」とよんでいたが、アメリカ軍が「いおうじま」とよんだことからそのまま標準呼称となっていた。旧島民らからの地名修正の要望を受け、2007 年(平成 19)6 月に変更〕

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

硫黄島

太平洋戦争末期の激戦地で、日本側だけで約2万2千人が戦死した。1万人以上の遺骨が未収集。68年に日本に返還されたが、自衛隊の基地が置かれており、一般の人は許可なしに島に立ち入れない。硫黄島協会の県支部は会員12人。

(2012-10-26 朝日新聞 朝刊 岩手全県 2地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

いおう‐じま〔いわう‐〕【硫黄島】

いおうとう(硫黄島)
鹿児島県、大隅諸島の火山島。硫黄の採掘が行われた。俊寛(しゅんかん)の流された所といわれ、墓がある。鬼界(きかい)ヶ島。いおうがしま。

いおう‐とう〔いわうタウ〕【硫黄島】

東京都、小笠原諸島の南西、硫黄列島の中央の火山島。第二次大戦の激戦地。現在は自衛隊の基地が置かれている。中硫黄島。いおうじま。
菊村到短編小説。昭和32年(1957)発表。同年、第37回芥川賞受賞。昭和34年(1959)映画化。
[補説]明治時代以降「いおうとう」と呼称されていたが、第二次大戦で占領した米軍が「いおうじま」と呼んだ。昭和43年(1968)の返還後は旧呼称に復したが、昭和57年(1982)の地図改訂で「いおうじま」と誤記されて以降この呼称が定着。平成19年(2007)に元島民らの要求が受け入れられ、国土地理院海上保安庁によって「いおうとう」の呼称が正式とされた。

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世界大百科事典 第2版の解説

いおうじま【硫黄島】

小笠原諸島のうち硫黄列島の三つの火山島の真ん中にある島。別名,中硫黄島。第2次世界大戦後,アメリカ軍の施政下にあったが,1968年復帰し,現在は東京都小笠原支庁小笠原村に属する。面積20.2km2。第2次大戦末期に日本兵が全員玉砕した島である(硫黄島作戦)。火山島といっても付近の南・北硫黄島とは構造が異なり,南端の小円錐形で大きな火口のある活火山(摺鉢山,161m)と標高100m余の平たんな凝灰岩層の台地(元山火山)とが結合して一つの島を形づくっている。

いおうじま【硫黄島】

薩摩硫黄島,鬼界ヶ島ともいう。鹿児島県薩摩半島南岸の南方約50kmの東シナ海にある火山島。東方約10kmの竹島,西方約30kmの黒島とともに鹿児島郡三島村に属し,口之三島の一つ。東西約6km,南北約3km。竹島とともに鬼界カルデラ(カルデラの直径東西約22km,南北約13km,形成時期不明)の北外縁に位置する。北端部から南西部にかけては先カルデラの火山体で,標高約300m以下の山地または台地からなる。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔東京都〕硫黄島(いおうじま)


硫黄島(いおうとう)

〔鹿児島県〕硫黄島(いおうじま)


鹿児島県薩摩(さつま)半島の南方沖約50kmに浮かぶ火山島。面積11.7km2。竹(たけ)島・黒(くろ)島とともに口之三(くちのみ)島と総称される。古くは鬼界ヶ(きかいが)島ともよばれた。鹿児島県三島(みしま)村に属する。最高峰は現在も活動中の成層火山の硫黄岳(標高704m)。1934~35年(昭和9~10)海底火山の爆発で東側に昭和(しょうわ)硫黄島が誕生した。平安時代末期に、僧俊寛(しゅんかん)が配流された島といわれる。

〔東京都〕硫黄島(いおうとう)


小笠原(おがさわら)諸島母(はは)島の南南西約250km、火山列島の中央に位置する火山島。面積23.2km2。東京都小笠原村に属する。南西端の摺鉢(すりばち)山(標高161m)と北東部の元(もと)山(同109m)の2火山により形成。現在も噴気活動が盛んで、島全体が隆起中といわれる。第二次大戦末期の激戦地で、戦後アメリカの施政下におかれたが、1968年(昭和43)日本に復帰。海上自衛隊硫黄島航空基地がある。島名の呼び方については戦前から「いおうじま」と「いおうとう」の両様の呼び方がなされてきたが、現地・小笠原島民の間では「いおうとう」の呼び方が主流であり、小笠原村の要望により、国土地理院海上保安庁海洋情報部では「地名等の統一に関する連絡協議会」において2007年(平成19)6月18日以降、「いおうとう」を正式呼称とすると決定した。これにともない、北硫黄島・南硫黄島の呼称もそれぞれ「きたいおうとう」「みなみいおうとう」に変更された。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

硫黄島
いおうとう

東京都,小笠原諸島の南部,硫黄列島中最大の火山島。別称中硫黄島。小笠原支庁小笠原村に属する。面積 22.36km2。海上自衛隊航空基地がある。台地状をなし北東部に元山 (115m) ,南西端には円錐火山の摺鉢山 (169m) がある。

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硫黄島
いおうじま

鹿児島県南部,薩摩半島南方約 40kmの洋上にある火山島。口之三島の一つで三島村に属する。最高点は硫黄岳 (704m) 。地名の由来となった硫黄採掘は 1964年まで行なわれた。諸説ある鬼界ヶ島所在地の一つといわれ,鬼界ヶ島の別名をもつ。

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世界大百科事典内の硫黄島の言及

【境】より

…堺とも書く。あらゆる事物や空間を区切るさまざまな仕切り(境界)。歴史上,境は原始社会から現代に至るまで,小は家と家の境,耕地と耕地の境などから,大は国郡などの行政区分上の境や国境まで普遍的に存在する。 日本の古代では,山や川などの天然・自然の境界物が基本的な境とされていた。《出雲国風土記》に登場する国堺・郡堺の記載50例(重複を含む)をみると,山が15例,水源1例,川が10例であり,さらに埼3例,浜1例,江1例を加えれば,国郡の堺の7割が自然の境界だった。…

【三島[村]】より

…人口513(1995)。薩摩半島南方40~50kmの海上にある口之三島(くちのみしま)(竹島,硫黄島,黒島)からなる。いずれも火山島で,なかでも硫黄島は常時噴煙を上げている。…

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