アジスロマイシン

化学辞典 第2版 「アジスロマイシン」の解説

アジスロマイシン
アジスロマイシン
azithromycin

C38H72N2O12(748.99).エリスロマイシンから合成される十五員環マクロライド抗生物質.塩酸塩は白色結晶.融点113~115 ℃.-37°(クロロホルム).グラム陽性菌グラム陰性菌,マイコプラズマ,クラミジアなどに抗菌力を示す.経口で用いるが,組織移行性が良好で消失半減期が長く,長時間にわたり抗菌作用が持続するという特徴がある.[CAS 83905-01-5]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android