アマリエンブルク(読み)アマリエンブルク(その他表記)Amalienburg

世界の観光地名がわかる事典 「アマリエンブルク」の解説

アマリエンブルク【アマリエンブルク】
Amalienburg

ドイツ南部、バイエルン州の州都ミュンヘン(München)市街の西端に位置する、ニンフェンブルク城(Schloss Nymphenburg)の広大な庭園の中に建っている離宮(小城館)の一つ。◇アマリエンブルクは、ドイツ最高のロココ様式小宮殿と評されている。これは選帝侯カール・アルブレヒト(のちの神聖ローマ帝国皇帝カール7世、1742~1745年)が夫人であるアマリエ(皇帝ヨーゼフ1世の娘)に贈った狩猟用の小宮殿で、1740年ごろに建てられた。この建物の内部は、ほとんど狩りをイメージしたもので装飾されているが、最大の見どころは、白と銀色で統一された円形の「鏡の間」といわれる。すべての壁画に鏡がはめこまれ、ベネチアシャンデリアに、青地に銀の装飾をあしらった狩りのシンボルで飾られている。ニンフェンブルク宮殿の庭園の中にはアマリエンブルクのほか、バーデンブルクパゴーデンブルクなどの離宮がある。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む