アメリカトガサワラ

百科事典マイペディア 「アメリカトガサワラ」の意味・わかりやすい解説

アメリカトガサワラ

ベイマツ(米松),ダグラスモミとも。マツ科の常緑高木。北米太平洋沿岸に分布。高さ90mに達するものもあるといわれ,セコイアとともに世界最高樹種として知られる。樹冠は狭円錐状となり,大木樹皮は縦裂する。葉は線形暗緑色。雌雄同株。4月に開花果実は狭楕円形で下垂し,10月に淡褐色に熟す。日本でも試験的に植林されたが,生長が悪い。材を建材パルプなどとする。

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世界大百科事典(旧版)内のアメリカトガサワラの言及

【トガサワラ】より

… トガサワラ属はほかに,台湾に1種,中国に3種,北アメリカ西部に2種がある。そのうち,アメリカトガサワラP.menziesii Franco(英名Douglas fir,Oregon pine)は高さ115m,直径4.5mに達する大高木になり,北アメリカのブリティッシュ・コロンビアからカリフォルニアにかけて分布し,大森林をつくる。北アメリカ北部の最も重要な林業樹種の一つで,その材は米松の名で日本にも大量に輸入され,建築,土木,合板用などに供される。…

※「アメリカトガサワラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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