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アリール基(読み)アリールき(英語表記)aryl group

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アリール基
ありーるき
aryl group

芳香族化合物から芳香環上の水素原子1個を除いた原子団の総称をアリール基といい、Ar-と略記する。脂肪族のアルキル基に相当する。日本語ではrとlの区別ができないので、アリル基allyl groupCH2=CH-CH2-と区別するため、芳香核残基には長音を用いて「アリール基」とよぶことにしている。ベンゼンから誘導される基はフェニル基という。縮合環芳香族化合物から誘導される基には、ナフタレンの残基であるナフチル基、フェナントレンの残基であるフェナントリル基などがある。縮合芳香族炭化水素から一つの水素を除いてできる残基(原子団)は、取り除く水素の位置により幾種類かが可能になる。たとえば、ナフタレンの例では、1の位置の水素を取り除いてできる1-ナフチル基と、2の位置の水素を取り除いてできる2-ナフチル基がある。ビフェニルから誘導される基はビフェニリル基である()。[佐藤武雄・廣田 穰]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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