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アルクラッド alclad

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アルクラッド
alclad

強いジュラルミン系合金を心材とし,耐食性の純アルミニウムまたはその合金を外板として,心材の耐食性不良を補完した合板。製造法は,2枚の外板の間に心材合金を鋳こみ複合鋳塊として圧延するか,または肉厚の心材の両側面に外板材を密着させ熱間圧延で接着させる。時効熱処理は心材のそれに準拠して行い,十分の高強度をもたせる。航空機機体,エンジンまわりの外被などに用いられる (→クラッド材 , 高力アルミニウム合金 , 複合金属材料 ) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アルクラッド
あるくらっど
Alclad

ジュラルミン型の合金板の両面に純アルミニウムの薄い層を圧延によって圧着させた一種の複合材料の商品名より発し、広く高純度アルミニウムを被覆した「アルミニウム被覆」の意にも使われる。強力だが耐食性の悪い心材の欠点を、表皮のアルミニウムの耐食性で補うもの。被覆層の厚さは、普通は全板厚の5%である。合せ金法はジュラルミン以外の合金にも応用されている。形状も板状に限らず、管、棒、線の場合もあり、この場合に採用される製作法はおもに押出し法である。本来のアルクラッドは水上飛行艇のフロート用から始まった。[志村宗昭・三島良續]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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