アンソアテギ州(読み)アンソアテギ(その他表記)Anzoátegui

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンソアテギ州」の意味・わかりやすい解説

アンソアテギ〔州〕
アンソアテギ
Anzoátegui

ベネズエラ北東部の州。州都バルセロナ。北はカリブ海に面し,南はオリノコ川下流部によってかぎられる。北東部にアンデス山脈の北東の延長にあたる山地があるが,州域の大部分リャノスと呼ばれる熱帯草原となっている。年による降水量の変化が激しく,しばしば干魃に見舞われるため,農業はわずかに山地の谷で行なわれるにすぎず,古くから牧牛が主産業となっていた。1930年頃油田が発見されてからは採油が重要な産業となり,マラカイボ湖周辺地域に次ぐベネズエラの重要な産油地帯となっており,同国生産量の約 10%を産出原油パイプラインでカリブ海沿岸のプエルトラクルスへ送られ,ここで精製されて首都方面などへ積み出される。天然ガスはパイプラインにより直接カラカスマラカイバレンシアなどへ送られる。また北部には炭田があり,ベネズエラの主要産炭地帯となっている。北東部沿岸にはバルセロナ=グアンタ=プエルトラクルス工業地帯が形成されている。州内の道路網は比較的発達。面積 4万3300km2。人口 147万7926(2007)。

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