百科事典マイペディア 「アンタブス」の意味・わかりやすい解説 アンタブス 抗酒薬。微黄白色の柱状結晶,無味無臭。化学名はテトラエチル・チウラム・ジスルフィド。単独に服用してもなんら徴候を呈しないが,服用後アルコール飲料をとると非常に不快な症状が現れる。これはアンタブスが体内でアルデヒド酸化酵素を抑制するので,摂取したアルコールがアルデヒドの段階で蓄積されるためである。慢性アルコール中毒の治療に用いるが,服用には医師の管理が必要。→関連項目酒 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報