あんどん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「あんどん」の意味・わかりやすい解説

あんどん

行灯とも書く。あんどうともいう。油皿を置く台の周囲に立方形または円筒形の枠をつくり,これに紙を張り,風のために火がゆらがないようにした灯火器の一種。油皿には各種の油を入れ,灯心を用いて火をともす。江戸時代には広く用いられた。居室照明に用いる座敷あんどんのほか,店先に広告を兼ねて置く店先あんどんなど種類が多い。明治時代に入って石油ランプが普及するまで,灯火器の主流をなしていた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディア 「あんどん」の意味・わかりやすい解説

アンドン

安東

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android