イソプレノイド(その他表記)isoprenoid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イソプレノイド」の意味・わかりやすい解説

イソプレノイド
isoprenoid

化学構造イソプレンの炭素骨格の単位から形成されている一群天然有機化合物総称。その1分子を構成しているイソプレン単位の数が2個のものをモノテルペン,3,4,6,8個のものをそれぞれセスキ,ジ,トリ,テトラテルペンという。天然ゴムもまたイソプレン骨格から成る高分子である。広義には,メバロン酸からイソペンテニルピロリン酸,セスキテルペンであるスクアレンを経て生合成されるカロテノイドステロイドを含んで考える場合もある。

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改訂新版 世界大百科事典 「イソプレノイド」の意味・わかりやすい解説

イソプレノイド
isoprenoid

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化学辞典 第2版 「イソプレノイド」の解説

イソプレノイド
イソプレノイド
isoprenoid

[同義異語]テルペン

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のイソプレノイドの言及

【テルペン】より

…イソプレンC5H8を構成単位とする重合体(C5H8)nからなる炭化水素およびその誘導体の総称。テルペノイドterpenoid,イソプレノイドisoprenoidとも呼ばれる。代表的なものは植物の香気成分の精油であり,多くの色素,樹脂,ゴム質もすべて形式的にはテルペンに含める。…

※「イソプレノイド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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