コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

イデオロギーとユートピア Ideologie und Utopie

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

イデオロギーとユートピア
Ideologie und Utopie

ドイツの社会学者 K.マンハイム著。 1929年刊。本著は,(1) イデオロギーユートピア,(2) 政治学は科学として成立するか,(3) ユートピア的意識,の独立した3論文から成る。 (1) では主としてイデオロギーを論じ,あらゆる思想の存在被拘束性の認識という知識社会学の基本的立場が明らかにされ,(2) ではその政治学への適用として「社会的に自由に浮動するインテリゲンチャ」による政治の総合的な把握が提唱される。 (3) は現実隠蔽的に機能するイデオロギーに対し,現実破壊的,革命的なものとしてのユートピアを論じる。本著は知識社会学を体系的に示したものとして,以後の社会学,政治学に大きな影響を与えた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

イデオロギーとユートピアの関連キーワードマンハイム(Karl Mannheim)カール マンハイムユートピア思想虚偽の意識浮動層

今日のキーワード

OAR

2018年の平昌五輪に国家資格ではなく個人資格で参加したロシア国籍の選手のこと。「Olympic Athlete from Russia(ロシアからの五輪選手)」の略。14年ソチ五輪での組織的なドーピ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android