イナバウアー(その他表記)ina bauer

デジタル大辞泉 「イナバウアー」の意味・読み・例文・類語

イナ‐バウアー(ina bauer)

フィギュアスケートの滑走法の一つ。足を前後に開き、前の足のひざを曲げた姿勢で、両足のつま先を外側に大きく開いて横に滑る。初めて演じた旧西ドイツの選手イナ=バウアーの名から。
[補説]2006年開催のトリノ冬季オリンピック女子フィギュアスケートで金メダルを獲得した荒川静香選手の得意技だったことから話題となる。荒川選手の場合はこの走法中に上半身を反らすのが特徴

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「イナバウアー」の解説

イナ・バウアー

フィギュアスケートの技のひとつ。足を前後に開き、前の足の膝を曲げた姿勢で、両足のつま先を外側に大きく開いて横に滑る。名称は旧西ドイツのスケート選手の名から。トリノオリンピック(2006年)、女子シングルで金メダルを獲得した荒川静香が得意としたことで知られるが、荒川の場合、通常よりも上半身を大きく反らして行うため「レイバック イナ・バウアー」とも呼ばれる。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android