イノウロツワフ(英語表記)Inowrocław

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イノウロツワフ」の意味・わかりやすい解説

イノウロツワフ
Inowrocław

ポーランド中部,クヤフスコ・ポモルスキェ県の都市。南ヨーロッパとバルト海を結ぶ交易路上の町で,12世紀に始まり,中世は織物で知られた。 19世紀の初め岩塩鉱が発見されてから発展。特に保養地として栄え,塩浴,泥土浴で有名。クヤウィ地方の重要な産業中心地で,製塩業,ソーダ工業農機具,ガラスなどの製造業が立地シロンスク (シュレジエン ) -グディニャ間の石炭輸送鉄道の接続駅。 12世紀のロマネスク様式聖堂 (1901に一部改修) は有名。詩人ヤン・カスプローウィチ記念館がある。人口7万 7986 (2002) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android