化学辞典 第2版 「イノシン」の解説
イノシン
イノシン
inosine
hypoxanthine riboside.C10H12N4O5(268.23).略称Ino.プリンヌクレオシドの一種.生体内,とくに筋肉中に多量に存在する.転移リボ核酸の微量成分としても含まれている.アデノシンに亜硝酸を作用させて簡単に合成することができる.無色の結晶.分解点218 ℃.-49°(水).pK1 1.5,pK2 8.85,pK3 12.5.λmax 248 nm(ε 12.2×103,pH 2).白血球減少症に用いる.LD50 3000 mg/kg(マウス,静注).[CAS 58-63-9]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報