インターネット・オークション(読み)いんたーねっとおーくしょん

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

インターネット・オークション
いんたーねっとおーくしょん

インターネットを使って個人や企業が自由に商品を出品し、不特定多数を対象に競売にかける仕組み。ネット・オークションと略称される。落札者との決済もインターネットを通じて行われることが多い。家庭や職場にいながらにして、工業製品から絵画、骨董品、切手まで幅広く気に入った商品を競り落とせるため、手軽さとゲーム性から市場が拡大している。落札した場合に落札手数料を取るネット・オークションサイトと、無料のサイトがある。

 アメリカで自らは商品を売買せずに手数料を稼ぐイーベイ社eBayが1990年代前半に登場し、世界最大手に成長した。日本では1990年代なかばにサービスが始まり、2009年(平成21)現在、ヤフー・オークションが最大手となっており、ネット競売を代行する業者も増えている。また、東京都は2008年からネット・オークションを活用し、納税者が物品を売却して、その売上代金を納税資金にあてる東京型物納システムを開始し、その後、全国の自治体で同様の納税システムを採用する動きが広がった。

 最近は、不良品の売却、返品拒否、代金未払いなどのネット競売に関するトラブルが増えている。このため経済産業省は電子商取引及び情報財取引等に関する準則でネット・オークションについて遵守すべきルールを定めた。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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