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インディアン美術 インディアンびじゅつIndian art

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

インディアン美術
インディアンびじゅつ
Indian art

北アメリカ先住民族インディアンの美術をいう。その広がりカナダからメキシコにわたる広大な地域で,数千年にわたって孤立し,美術に対する西洋との価値観の相違からヨーロッパ人にはその価値を認められず,原始的な社会生活のなかに独自の美術を形成した。その最も特徴あるものは太平洋沿岸北部地域にみられるトーテムポールならびにカナダのカニューガ族などの仮面で,いずれも呪術的色彩がきわめて強い。これに対し,チヌック族らに代表される沿岸南部地域では人物や動物をかたどった木彫にユニークなものがあり,さらに大陸の南西部では編み籠,土器,織物などに高い芸術性を示すものがある。このほか中西部森林地帯に住むインディアンの間では毛皮に絵を描き,あるいは羽毛のモザイクを作り,東部森林地帯では特徴ある仮面がみられるなど,それぞれの地域によって造形も異なる。 1930年代にこれらの伝統美術の復活,保存に合衆国内務省の設立したインディアン美術工芸局が力を注いだ。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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