インフォーマルコミュニケーション(読み)いんふぉーまるこみゅにけーしょん(その他表記)informal communication

図書館情報学用語辞典 第5版 の解説

インフォーマルコミュニケーション

学術雑誌に掲載されて以降を指すフォーマルコミュニケーションに対する語で,それ以前の段階で発生する情報流通.研究者同士の個人的な情報流通(対面,電話,電子メールなど)が最も典型的で,あくまでも私的な関係に依存したコミュニケーションである.確実ではないが非常に早い段階で情報が流れるのが特徴で,研究を進める際に研究者が重要な情報源とするといわれている.広義には,個人同士の口頭のコミュニケーションだけでなく,プレプリント,学会発表予稿なども含まれる.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android