対面(読み)タイメ

デジタル大辞泉の解説

たい‐め【対面】

たいめん」の撥音の無表記。
「なかずみの君おはしければ、―して」〈宇津保・俊蔭〉

たい‐めん【対面】

[名](スル)
顔を合わせて会うこと。「旧友と二十年ぶりに対面する」
互いに向き合うこと。
面会用法

トイメン【対面】

《〈中国語〉》マージャンで、卓の向かい正面のこと。また、そこにいる競技者。対家(トイチャ)。

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大辞林 第三版の解説

たいめ【対面】

「たいめん」の撥音「ん」の無表記。 「仲純の君おはしければ、-して御物語し給ふ/宇津保 俊蔭

たいめん【対面】

( 名 ) スル
顔を合わせること。面会すること。 「一〇年ぶりに-する」
互いに向かい合うこと。

トイメン【対面】

〔中国語〕
麻雀で、自分の座席の正面向かい側をいう。また、その座席の人。

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精選版 日本国語大辞典の解説

たい‐め【対面】

〘名〙 (「たいめん(対面)」の撥音無表記) =たいめん(対面)
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「そこになかずみの君おはしければ、たいめして物がたりし給ふ」

たい‐めん【対面】

〘名〙
① (━する) 顔と顔をあわせること。面と向かい合うこと。会って話をすること。対顔
※万葉(8C後)五・八九六・左注「良宅対面献三日」
※源氏(1001‐14頃)夕顔「猶久しうたいめむせぬ時は心ぼそくおぼゆるを」 〔顔氏家訓‐風操〕
② ある面に向かい合った面。
野火(1951)〈大岡昇平〉一〇「底に一方が開いた窪地があり、それを越した対面に、同じやうな倒木を持つ斜面が匍ひ上って、林に囲はれてゐた」
[語誌](1)平安仮名文学作品において、二字漢語としては珍しく女性の使用例がある。
(2)「対面す」は謙譲の補助動詞が下接しないところから、「会ふ」の謙譲表現であると考えられる。特に「源氏物語」では「対面す」と「会ふ」との対照が顕著で、ほとんどの例はそのように解することができる。
(3)名詞では、対面にあずからない非貴人や作者が言及する際には「御」を冠するのが普通である。

トイ‐メン【対面】

〘名〙 (中国語から)
① マージャンで卓を隔てた向かい側の席。また、その席の人。〔現代語大辞典(1932)〕
② (①から) 真向かいの席、場所。また、その席の人。
※安吾巷談(1950)〈坂口安吾〉東京ジャングル探検「札が指と手の一部のやうに〈略〉ヒラヒラ、クルクル、自由自在、目にもとまらぬものである。特に対面(トイメン)には全然わからない」

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典の解説

対面
〔浄瑠璃〕
たいめん

歌舞伎・浄瑠璃の外題。
初演
文化7.1(江戸・中村座)

対面
(通称)
たいめん

歌舞伎・浄瑠璃の外題。
元の外題
曾我ノ対面 など
初演
明和2.12(大坂・姉川座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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