( 1 )平安仮名文学作品において、二字漢語としては珍しく女性の使用例がある。
( 2 )「対面す」は謙譲の補助動詞が下接しないところから、「会ふ」の謙譲表現であると考えられる。特に「源氏物語」では「対面す」と「会ふ」との対照が顕著で、ほとんどの例はそのように解することができる。
( 3 )名詞では、対面にあずからない非貴人や作者が言及する際には「御」を冠するのが普通である。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報
…曾我兄弟が敵(かたき)工藤祐経に対面する場面の総称。初めて演じられたのは1676年(延宝4)1月江戸中村座といわれるが,享保(1716‐36)以後の江戸歌舞伎で〈曾我狂言〉が初春興行の慣例になってからは,その一番目大詰にかならず設けられ,毎年の各座でさまざまな変形が生まれた。…
※「対面」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」