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インフレーション警報 インフレーションけいほうinflation alert

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

インフレーション警報
インフレーションけいほう
inflation alert

アメリカ合衆国のニクソン政権がとったインフレーション対策の一つ。スポットライト政策とも呼ばれる。大統領経済諮問委員会 CEAが,賃金・物価の上昇が著しい分野に定期的にスポットライトをあてて警報を発することにより,国民の関心を集中させる手段として用いた。1970年6月に採用され,第1回は 1970年8月7日発令された。総需要抑制策というそれまでの正攻法によるインフレ抑制が効果を上げず,所得政策を要請する声が高まったため,それをかわすためにとられた新しい措置であった。インフレーション警報は心理的側面からインフレを封じ込めることをねらいとし,スポットライトをあてるのみで具体的な指示は行なわなかった。しかし,その後 1971年8月15日にニクソン大統領が新経済政策を発し,このなかで賃金・物価が 90日間凍結されるなど,所得政策が展開された。

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