ウィルソン(John Dover Wilson)(読み)うぃるそん(英語表記)John Dover Wilson

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ウィルソン(John Dover Wilson)
うぃるそん
John Dover Wilson
(1881―1969)

イギリスシェークスピア学者。ロンドン大学、ついでエジンバラ大学教授。1921年から40年以上の歳月をかけて編纂(へんさん)した全集ニューケンブリッジ・シェークスピア』は、綿密な本文校訂と独自の大胆な推理によって知られる。『ハムレットでは何が起こるか』(1935)、『シェークスピアの幸せな喜劇』(1962)など、豊かな問題提起を含む多く著作がある。

[村上淑郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android