ウェーバ(その他表記)weber

翻訳|weber

デジタル大辞泉 「ウェーバ」の意味・読み・例文・類語

ウェーバ(weber)

国際単位系SI)の磁束単位。1回巻きの閉回路を貫く磁束が、一様に減少して1秒後に消滅するとき、その閉回路に1ボルトの起電力を生じさせる磁束。名称W=E=ウェーバーにちなむ。記号Wb

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウェーバ」の意味・わかりやすい解説

ウェーバ
weber

磁束の SI組立単位。記号は Wb。 1Wbは1回巻きの閉回路と鎖交する磁束が一様に減少し,1秒後にゼロとなるとき,この回路に 1Vの起電力を生じる磁束である。単位名は W. E.ウェーバーの名にちなむ。

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化学辞典 第2版 「ウェーバ」の解説

ウェーバ
ウェーバ
weber

磁束の単位.記号 Wb.国際単位系(SI単位)では,

Wb = kg m2 s-2 A-1 = V s.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

知恵蔵 「ウェーバ」の解説

ウェーバ

SIの磁束の単位。固有の名称を持つ組立単位で、ドイツの物理学者名にちなむ。コイルを通過する磁束が毎秒1 Wbの一様な速度で変化する時、1巻きのコイルの両端に1 Vの起電力が発生する、という関係により定められる。

(今井秀孝 独立行政法人産業技術総合研究所研究顧問 / 2008年)

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