ウジュンクーロン国立公園(読み)ウジュンクーロンこくりつこうえん(その他表記)Ujung Kulon National Park

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ウジュンクーロン国立公園
ウジュンクーロンこくりつこうえん
Ujung Kulon National Park

インドネシアジャワ島西端のウジュンクーロン半島と,スンダ海峡に浮ぶクラカトア火山,およびその周辺の小群島を含む国立公園。 1980年設定。面積 1229km2。ウジュンクーロン半島はイッカクサイとも呼ばれるジャワサイの最後の生息地として有名。かつてはミャンマー,タイ,マレー半島からスマトラ島,ジャワ島にかけて広く分布していたが,角が漢方薬の原料として珍重されるため密猟の対象となり,現在では確認数約 60頭にまで減少し,絶滅の危機にある。さらに野生牛バンテンも存亡が危惧されている。そのほか「スランカール」と呼ばれるヘビ,カニクイザル,イリエワニのほかインドクジャク,カワセミをはじめとする鳥類も多くみられる。 1991年世界遺産の自然遺産に登録。

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