ウズラマメ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウズラマメ
うずらまめ / 鶉豆

インゲンマメの1品種群をさし、種皮のまだら紋様をウズラの羽の紋様に見立てた名であるが、無地のものもある。主要品種に丸長鶉、常富鶉(以上長鶉類、矮性(わいせい))、改良中長、福粒中長(以上中長鶉類、半つる性)などがある。主産地は北海道。
 豆の形、色および斑点(はんてん)模様の入り方は、品種によりさまざまである。なかでも虎丸鶉(とらまるうずら)はトラマメ(虎豆)ともよばれ、白色地にへそを囲んで淡肉色地に紫赤色の扁円(へんえん)斑をもった丸みのある豆で、インゲンマメのうちでもっとも美味といわれる。日本では、完熟種子を乾燥豆として食用にし、主として煮豆、製餡(せいあん)、甘納豆などに用いる。成分は炭水化物50~60%、タンパク質約20%で、栄養価が高い。なお、斑点のないシロウズラマメは、乾燥豆のほか生豆も煮食用にする。有名なメキシコ料理のチリコンカルネに使われる豆も、ウズラマメの一種である。[星川清親]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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