日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
ウッズ(Robert Archey Woods)
うっず
Robert Archey Woods
(1865―1925)
アメリカの社会事業家。ピッツバーグ生まれ。1890年にロンドンのスラムにある有名なセツルメントのトインビー・ホールで社会問題を研究。1891年に帰国後、ボストンで初めてのセツルメントであるアンドーバー・ハウスの初代館長となった。死に至るまでこの仕事に従事。全米セツルメント連盟結成の発起人となり、1923年にはその議長に就任。強い信仰をもつキリスト者としてアンドーバー神学校大学院、ケンブリッジ聖公会神学大学院で社会経済、社会倫理を教えた。1920年(大正9)来日。著作に『イギリス社会運動』『セツルメントの地平線』がある。
[小倉襄二]
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