ウルフィラ

百科事典マイペディア 「ウルフィラ」の意味・わかりやすい解説

ウルフィラ

西ゴート族司教。ウルフィラスUlphilasとも。カッパドキア出身。341年エウセビオスによって司教に任じられ布教尽力ギリシア文字ルーン文字から借りてゴート文字作り聖書翻訳。これはゲルマン語研究の貴重資料である。
→関連項目ゴート語

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世界大百科事典(旧版)内のウルフィラの言及

【ゴート語】より

…インド・ヨーロッパ語族のゲルマン語派のうち東ゲルマン語に属し,現在は死語となっている。ゴート語の話し手であるゴート人は,1世紀の初めころまでに,南スウェーデンからバルト海をはさむ対岸のビスワ河口地帯に移住し,さらに東ゴート,西ゴートに分かれて南下し,2世紀の中ごろには黒海沿岸に到達したが,ゴート人のこのような早い時期におけるギリシア文化圏との接触により,4世紀の中ごろには西ゴートの司教ウルフィラによって聖書がギリシア語からゴート語に翻訳された。この聖書は,現在残されているゴート語資料の主要な部分をなしている。…

※「ウルフィラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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