デジタル大辞泉
「作り」の意味・読み・例文・類語
づくり【作り/造り】
[語素]《動詞「つく(作)る」の連用形から》
1 名詞の下に付いて、そのものを念を入れて作り上げる意、また、きちんと体裁を整える意を表す。「人―」「国―」「菊―」
2 名詞の下に付いて、そのものを使って作る意、また、そのものを材料としてできている意を表す。「手―のケーキ」「粘土―の面」
3 名詞や形容詞・形容動詞の語幹の下に付いて、そのものらしい体裁、また、そのような感じに作ってある意を表す。「茶室―」「若―」「派手―」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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つくり【作・造】
- 〘 名詞 〙 ( 動詞「つくる(作)」の連用形の名詞化 )
- ① 物を作ること。また、作ってできあがった様子。造作。構造。〔書陵部本名義抄(1081頃)〕
- [初出の実例]「ゆられ寄るは珍しい作りな船」(出典:浄瑠璃・国性爺合戦(1715)唐船)
- 「江戸の槖駝師(うへきや)が腕をふるった庭の作りは」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉一〇)
- ② 耕作すること。また、農作物。
- [初出の実例]「伊尹は有莘(しん)と云所の野につくりした者ぞ」(出典:玉塵抄(1563)九)
- ③ 魚などの刺身(さしみ)。おつくり。つくりみ。
- [初出の実例]「いそがしや・涼の鯉の作り売」(出典:雑俳・冠独歩行(1702))
- 「造身(ツクリ)を十人前出けまへんやろかて」(出典:兵隊の宿(1915)〈上司小剣〉七)
- ④ 書かれた文字・絵などの様子。書きよう。
- [初出の実例]「からの薄紫の紙に書ける文字のつくり、筆のさきら、いとかしこくおもしろき奥のかたに」(出典:浜松中納言物語(11C中)一)
- ⑤ 歌舞伎の狂言作者。
- [初出の実例]「私が宿へまいったらつくりの所で〈作者の事也〉正本をかりて来ておめにかけやしゃう」(出典:洒落本・祇園祭挑燈蔵(1802)初幕)
- ⑥ よそおうこと。
- (イ) ( 「おつくり」の形で ) 化粧(けしょう)。
- (ロ) よそおい。身なり。
- [初出の実例]「『子が三人有ながら、浅黄縮緬の裁(きれ)をかけてさ』『ヲヤ、ほんにねへ、若い作(ツク)りだね』」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)三)
- (ハ) 身構えた表情や態度。また、そういう態度をとること。
- [初出の実例]「已に母の不承知に出会って、焦躁して堪らぬ所へ、顔が真向正面つくりもかざりも無い拒絶を受けて、伯父の怒は終に破裂した」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉三)
- ⑦ ⇒つくり(旁)
づくり【作・造】
- 〘 造語要素 〙 ( 動詞「つくる(作)」の連用形から )
- ① 名詞について、そのものをつくること、また、ととのえることの意を表わす。「顔づくり」「国づくり」「人づくり」など。
- [初出の実例]「それがくら一の米を所望して五石づくりの酒の入る大樽に一ぱい入れうと云たぞ」(出典:玉塵抄(1563)三一)
- ② 名詞について、その物を材料として、または、そのものを使ってつくることを表わす。「粘土づくり」「機械づくり」「手づくり」など。
- ③ 名詞や形容詞・形容動詞の語幹などについて、そのようにつくりととのえる意を表わす。「書院づくり」「若づくり」「派手づくり」など。
- [初出の実例]「まだ仄暗き別れ道、跡より仕掛ける悪者づくり、無理な喧嘩の手の廻り」(出典:歌舞伎・染替蝶桔梗(1816)二番目序幕)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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