エアプランツ(英語表記)air plants

デジタル大辞泉 「エアプランツ」の意味・読み・例文・類語

エア‐プランツ(air plants)

空気中の水分を葉や茎から吸収して生きている植物。アナナス科のティランジアなど。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エアプランツ」の意味・わかりやすい解説

エアプランツ
air plants

土も水もなしに生育できる植物のこと。「気生植物」と訳される。特にパイナップル科 (アナナス科) ティランジア属の植物のうち,根がほとんど発達しないことから,培地に植えなくても空気中から養分と水分を吸収して生育する小型の種をさす。ティランジア属は北アメリカから南アメリカにかけての亜熱帯地区に約 400種が分布する。なかでもエクアドル原産ハナアナナスが有名だが,花期に葉が鮮やかな赤色になるイオナンタやカピタータ,葉の形が特異なカプトメドゥーサドラティなど,メキシコからペルーにかけてが原産の,小型で乾燥に強い十数種が好まれている。低温の限界は5℃ぐらい。植木鉢などの容器もいらず,よく日光にあてて乾きぎみに管理するほかに,栽培にほとんど手間がかからない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android