エリトリナアルカロイド

化学辞典 第2版 「エリトリナアルカロイド」の解説

エリトリナアルカロイド
エリトリナアルカロイド
erythrina alkaloid

熱帯に産するマメ科Erythrina属に含まれるアルカロイド総称大部分がヒドロインドール構造を含むエリトリナン骨格を有している.A環が芳香核のエリソジン型のものと,まったく芳香族を含まないエレイトロイジン型のものに分けられ,前者を芳香族エリトリナアルカロイドとよぶことがある.芳香族エリトリナアルカロイドは,イソキノリンアルカロイドに分類されることもある.クラーレ様の麻ひ作用を有する.他科の植物より,B環が七員環のホモエリトリナン骨格をもつアルカロイドも見いだされている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android