エル・コレヒオ・デ・メヒコ

大学事典 の解説

エル・コレヒオ・デ・メヒコ[メキシコ]

メキシコの社会科学系の教育,研究の最高水準にあり,入学競争率も高い。1936年のスペイン内戦時,メキシコは共和国政府側を支持し,1938年に「スペインの家(メキシコ)」を設立,亡命知識人を受け入れた。これを前身に1940年,連邦政府,メキシコ中央銀行,メキシコ国立自治大学等が設立者となって研究,研究者養成機関として設立された。私立であるが,政府補助金が主財源であり,実質的には公立の組織である。1961年に教育がその目的として加わったが,教育は大学院レベルが中心である。言語・文学研究センターと社会科学系の六つの研究センター(歴史,国際,アジア・アフリカ,経済,社会学,都市人口・環境)によって,研究,教育が行われている。2012年度の学生数は学部74人,大学院317人,職員数は研究者345名(3分の2がフルタイム),研究奨学生131名,その他341名が管理部門となっている。
著者: 米村明夫

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android