世界大百科事典 第2版の解説 南アメリカのアンデス山脈熱帯域原産の着生ランで,約200種が知られている。熱帯山地原産のために,夏は冷涼,冬は温暖な条件を好み,日本では高地や北地でしかうまく栽培できないものが多いが,花は美しい。日本へは明治末ごろから大正にかけて渡来した。日本でみられるのはオドントグロッスム・グランデO.grande Lindl.,オドントグロッスム・ロッシイO.rossii Lindl.,オドントグロッスム・プルケルムO.pulchellum Batem.などがある。 出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報