オヒルムシロ(読み)おひるむしろ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「オヒルムシロ」の意味・わかりやすい解説

オヒルムシロ
おひるむしろ / 雄蛭蓆
[学] Potamogeton natans L.

ヒルムシロ科(APG分類:ヒルムシロ科)の浮葉性多年草。ヒルムシロに似るが、より大形。水中葉黄褐色葉柄と葉身との別がなく、ひも状または針金状に退化している。北日本湖沼に多く、北半球冷温帯に広く分布

[大滝末男 2018年10月19日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のオヒルムシロの言及

【ヒルムシロ】より

… フトヒルムシロP.fryeri Ben.は,ヒルムシロによく似ているが,浮水葉の葉身の基部が浅い心形で,この部分の縁が波形の立体的なしわをつくる。オヒルムシロP.natans L.は,浮水葉はヒルムシロと似ている。沈水葉は狭線形で,葉柄と葉身の区別がない。…

※「オヒルムシロ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android