オークニー諸島の新石器時代遺跡中心地(読み)オークニーしょとうのしんせっきじだいいせきちゅうしんち

世界遺産詳解 の解説

オークニーしょとうのしんせっきじだいいせきちゅうしんち【オークニー諸島の新石器時代遺跡中心地】

1999年に登録されたイギリス世界遺産文化遺産)で、スコットランド北端より約15km沖に位置する。メインランド島を中心とした諸島には、約4000~5000年前の新石器時代の巨大な墓所、儀式用の環状列石石組みの住居跡、道具類などの遺跡が残されている。これらの建造物に使われた石は、数キロメートル離れた岩場から切り出されて運ばれており、組織的な社会が存在したと考えられている。人類の歴史上重要な時代を示す遺跡として評価され、世界遺産に登録された。◇英名はHeart of Neolithic Orkney

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android