カイトニア(読み)かいとにあ

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 (caytonia) 化石植物一種デボン紀からジュラ紀に生存した。葉身は掌状に分かれた羽小葉からなり、大胞子葉をなす小羽葉は多数の胚珠を内にくるんでいて、一つの開口があり、そこから小胞子が入りこむ。小胞子葉には四室に分かれた(やく)がある。この仲間は、系統上、シダ植物と裸子植物をつなぐ位置にあると考えられている。

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世界大百科事典内のカイトニアの言及

【被子植物】より

…これの有性生殖のための構造は,中心に雌花の集りがあり,それをとりまいて雄花の集りが,さらにそれらを胚珠や花粉囊をつけない葉状の器官がとりまき,あたかも,被子植物の雌蕊群,雄蕊群,花被のようにみえる。また,同じころ栄えたカイトニアCaytoniaは,雌雄別ではあるが,雌の器官では囊状の胚状体のなかに種子を生じ,被子状態の前駆的段階とみられる。 被子植物は全体が同じ祖先に由来したか,またはいくつかの異なった祖先をもっているか,すなわち単系であるか多系であるかについてもいろいろと議論されている。…

※「カイトニア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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