カウパー腺(読み)カウパーせん

デジタル大辞泉の解説

カウパー‐せん【カウパー腺】

前立腺下方の尿生殖隔膜内にあるエンドウ豆大の一対の副生殖腺。導管は尿道に開口し、性的興奮時に弱アルカリ性の粘液を分泌する。1702年に英国の解剖学者カウパーが記載。クーパー腺尿道球腺
[補説]尿道球腺は、カウパーに先立ってフランスの外科医ジャン=メリが1684年に報告しているが、詳細な解剖図を描いたカウパーの名が付けられている。

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大辞林 第三版の解説

カウパーせん【カウパー腺】

前立腺の下にある一対の副生殖腺。エンドウ豆大で、尿道に通じ、精液に混ずるアルカリ性・粘稠性の液を分泌する。尿道球腺。クーパー腺。

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世界大百科事典内のカウパー腺の言及

【性器】より

… 前立腺の下には尿道球腺が1対あって,尿道に通じている。これはカウパー腺ともよばれ,エンドウ豆大の粘液腺で,女性のバルトリン腺にあたる。この分泌物は無色透明の粘稠性のある液体で,射精に先だって性的興奮によって亀頭をうるおす。…

【尿道】より

…男女とも上皮内には杯細胞や小粘液腺が散在し,上皮下には尿道腺と呼ばれる粘液腺があり上皮に開口する。男性ではこのほかに1対の尿道球腺(カウパー腺ともいう)と呼ばれるエンドウ豆大の粘液腺が前立腺の下にあり,深会陰横筋に埋まるが,この導管は尿道の膜性部下端に開き,射精に先だって亀頭をうるおす。上皮の下には粘膜固有層があるが,ここでは内腔の広い静脈が豊富なのが特徴で,これがとくに大きく発達したものが男の尿道の海綿体部をつつむ尿道海綿体である。…

※「カウパー腺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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