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解剖図 かいぼうず

世界大百科事典 第2版の解説

かいぼうず【解剖図】

生物体の内・外部の構造を記録,あるいは解説するために表された図をいう。そのうち特に人体解剖図は単なる医学的挿図ではなかった。その歴史は,人間観とその一表現の変遷史でもあった。たとえば古代中国における陰陽五行説に基づく鍼灸の経絡図,五臓六腑の内景図,あるいはそれらから派生する通俗的な図解などは,人間の身体への一種の観念を図式化したもので,東洋諸国に根強く伝えられていた。また,イスラムの医学は古代ギリシア・ローマ医学と西欧医学との仲介者としての役割を果たしたが,イスラム世界では人間像の造形化にきわめて慎重だったために,科学的な図像化はほとんど進展しなかった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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