カエリウス(その他表記)Caelius Aurelianus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カエリウス」の意味・わかりやすい解説

カエリウス
Caelius Aurelianus

アフリカ,ヌミディアのシッカに生れ,4世紀末から5世紀初めにかけてローマで活躍した医師。ガレノス後の最も偉大なグレコ・ローマンの医師で,西ローマ帝国で最後の医学著述家。古代医学史上の名医エフェソスのソラノスの疾病論のラテン訳『急性病と慢性病』 De morbis acutis et chronicisを残している。ソラノスの原著は婦人科学以外はすべて失われたので,ヒポクラテスからソラノスにいたる古代ギリシアの病因,症状,診断,治療についての明確な方法,学派の文献として本書は貴重な資料であり,またそのラテン文は,訳著ながら,独自の風格と有益な意見を添え,原著の価値を増している。

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