カメハメハ1世(大王)(英語表記)Kamehameha Ⅰ

山川 世界史小辞典 改訂新版 「カメハメハ1世(大王)」の解説

カメハメハ1世(大王)(カメハメハいっせい(だいおう))
Kamehameha Ⅰ

1758?~1819(在位1795~1819)

ハワイ諸島の王国であったカメハメハ王朝の創始者。ハワイ島コハラ首長家系に生まれ,1795年にハワイ諸島のほとんどを支配し,1810年にはハワイ諸島を完全に支配した。1778年にはハワイを訪れたクック(ジェームズ)と面会している。当時ハワイの重要産物であった白檀(びゃくだん)の貿易により王国の財源を確立した。カメハメハ朝は,欧米の文化を積極的に取り入れる一方で,ハワイの伝統的な習慣や宗教を守り,1893年まで独立を維持した。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報