カリウス法(読み)カリウスホウ

化学辞典 第2版 「カリウス法」の解説

カリウス法
カリウスホウ
Carius method

有機化合物中のハロゲンおよび硫黄を分析する方法.有機化合物を発煙硝酸とともに封管中で,脂肪族化合物は170~200 ℃,芳香族化合物は250~300 ℃ で数時間加熱分解する.このとき,硫黄は酸化されて硫酸となるので,塩化バリウムを加えて硫酸バリウムとして,ハロゲンはハロゲン化銀として,重量分析する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android