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カーシム・アミーン Qāsim Amīn

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カーシム・アミーン
Qāsim Amīn

[生]1863. アレクサンドリア
[没]1908. カイロ
エジプトの思想家,社会運動家。女性の解放,向上に努めた。法律専門学校卒業後パリに留学,その地でアブドゥフらの週刊新聞『固い連結』の刊行に協力した。思想的にもジャマール・ウッディーン・アルアフガーニーやアブドゥフの革新主義に傾倒し,婦人の解放はイスラム本来の教えに立返ることであり,イスラム世界の復興は婦人が本来の自由を取戻さなければ実現しえないと信じるようになった。帰国後,弁護士,次いで判事として働きながら,1899年に『婦人の解放』 Taḥrīr al-mar'ahを刊行したが,賛否の議論が巻起り,ことに保守主義者たちの反論が激しかった。これらに答えるため,2年後に『新しい女性』 al-Mar'ah al-jadīdahを書いた。アラブ世界の近代化に貢献するところが多かったが壮齢で世を去った。

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