ガリ・クルチ(読み)ガリクルチ

百科事典マイペディア 「ガリ・クルチ」の意味・わかりやすい解説

ガリ・クルチ

イタリアのコロラトゥーラ・ソプラノ歌手(コロラトゥーラ参照)。ガッリ・クルチとも。生地のミラノ音楽院でピアノを学ぶが,マスカーニに認められほぼ独学声楽修得。1906年に《リゴレット》のジルダ役でデビューし,1916年シカゴで米国デビュー,1920年メトロポリタン歌劇場に初出演。以後同劇場を中心に軽やかな美声で一世を風靡(ふうび)し,1937年に引退。米国カリフォルニア州で死去。1929年と1935年にピアノ奏者の夫と来日。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android