ギンリョウソウ(銀竜草)(読み)ギンリョウソウ(英語表記)Monotropastrum globosum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ギンリョウソウ(銀竜草)
ギンリョウソウ
Monotropastrum globosum

ツツジ科多年草腐生植物。東アジアの温帯に広く分布する。山地の暗い林下に数本ずつ生える。多肉質で,根のほかは全草が白色であるが乾燥すると黒くなる。茎の高さは 10~20cm,枝を出さない。葉は鱗状で互生する。夏に,茎の先端に 1本ずつ下向きの花をつける。萼片は 1~3枚。花弁は 3~5枚,おしべは 10本で花糸には毛がある。果実球形で白色の液果。葉のつき方が竜の鱗のようで,体が白いためこの名があり,またユウレイタケともいう。

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