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クライマックスシリーズ くらいまっくすしりーず

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クライマックスシリーズ
くらいまっくすしりーず

日本のプロ野球で、年間の優勝チームを決定する日本シリーズ(日本選手権シリーズ試合)への出場権をかけ、セントラル・リーグパシフィック・リーグそれぞれの公式戦(レギュラーシーズン)上位3チームが争うプレーオフ制度(ポストシーズンゲーム)。英語表記はClimax Seriesで、略称CS。パ・リーグが2004年(平成16)に開始して成功を収めたことから、2007年より両リーグで実施されるようになった。なお、各リーグの優勝チームは、公式戦で勝率がもっとも高かったチームであり、CSを勝ち抜いて日本シリーズの出場権を得たチームとは一致しない場合がある。
 CSはファーストステージとファイナルステージの2段階に分けられている。ファーストステージは、各リーグの2位と3位のチームが3試合制で勝敗を競い合う。すべての試合は2位チームの本拠地で行われ、先に2勝したチームが勝者となる。続くファイナルステージは、公式戦1位のチームとファーストステージで勝者となったチームが、1位チームの本拠地で6試合制で戦う。1位チームには前もって1勝分のアドバンテージが与えられ、先に4勝したチームが日本シリーズへの出場権を手にする。なお、どちらのステージにおいても、延長回は12回までで、同点の場合は引き分けとなり、再試合は行われない。引き分けや雨天中止などによって勝利数が同じになったときは公式戦の上位チームが勝者となる。また、下位チームの勝利数が上位チームを上回らないことが決まれば、その時点でステージは終了し、上位チームが勝者となる。出場できる選手は、8月31日時点で球団に支配下登録されている選手で、その後のCSの期間中においても支配下登録されていなければならない。
 2007年から2014年までに行われた8回のCSにおいて、公式戦1位のチームがファイナルステージを勝ち上がったのは、セ・リーグが6回、パ・リーグが7回であった。一方、公式戦3位のチームが日本シリーズの出場権を得たケースは、2010年のパ・リーグにおける千葉ロッテマリーンズだけであり、この年の千葉ロッテは日本シリーズにおいても優勝した。[編集部]

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知恵蔵2015の解説

クライマックスシリーズ

日本のプロ野球セ・パ両リーグそれぞれで、レギュラーシーズン144試合終了後の順位を受け、プロ野球日本選手権シリーズ(通称日本シリーズ)への出場権をかけて行われるプレーオフ。CSとも略され、2007年から採用されるようになった。両リーグとも、レギュラーシーズン上位の3チームで争う。
まず、レギュラーシーズン2位チームと3位チームがファーストステージとして3試合を行い、先に2勝したチームが続くファイナルステージに進む。ファイナルステージでは、レギュラーシーズン優勝チームに1勝のアドバンテージを与えた上で6試合を行い、先に4勝したチームが日本シリーズに進む。
ファーストステージ、ファイナルステージとも、引き分け等で両チームの勝数が同じ場合、レギュラーシーズン上位チームがステージ勝者となる。また、全ての試合が上位チームのホームグラウンドで開催される。
レギュラーシーズンにおいて優勝チームが決定した以降も、クライマックスシリーズ出場権を得られる3位争いに興味が注がれることなどから、日本プロ野球の後半戦からポストシーズンを盛り上げる大きな要因となっており、興行的にも成功しているといわれる。
一方で、レギュラーシーズンの優勝チームが日本シリーズに出場しないケースが生じること、レギュラーシーズンの勝率が5割未満のチームが日本一になる可能性があることなどから現行の制度に対する疑問も一部には生じている。
クライマックスシリーズが導入された07年から12年までの6年間のうち、セ・リーグ、パ・リーグともレギュラーシーズン優勝チームが5度、クライマックスシリーズを制している。これに対して10年は、レギュラーシーズン3位のロッテが、クライマックスシリーズに続いて日本シリーズでも優勝し、「史上最大の下克上」と評された。
2013年は、セ・リーグ、パ・リーグとも、レギュラーシーズン優勝チームである読売ジャイアンツ(巨人)及び東北楽天ゴールデンイーグルスがそれぞれファイナルステージを制し、10月26日から開幕する日本シリーズに進出した。

(フリーランスライター  葛西奈津子 / 2013年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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