クラモント号(読み)クラモントごう(その他表記)Clermont

改訂新版 世界大百科事典 「クラモント号」の意味・わかりやすい解説

クラモント号 (クラモントごう)
Clermont

蒸気船として商業的運航に初めて成功したアメリカの船。R.フルトン設計で,1807年建造,蒸気機関イギリスのボールトン・アンド・ワット会社でつくられた。全長40.5m,幅5.5m,船体両側に直径4.6mの外車をもつ外車船である。ハドソン川ニューヨークオルバニー(約240km)の間で旅客輸送使用され,これが商業的に成功を収めたことから蒸気船の実用性を証明,汽船時代の幕あけのきっかけとなった。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 庄司

百科事典マイペディア 「クラモント号」の意味・わかりやすい解説

クラモント号【クラモントごう】

1807年米国のR.フルトンがつくった世界最初の商業的旅客輸送汽船。ハドソン川の定期商船としてニューヨーク〜オルバニー間に就航。全長40.5m,幅5.5mで,船体の両側に直径4.6mの外車推進機を使用。蒸気船時代の幕開けの役をはたした。
→関連項目

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

関連語をあわせて調べる

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む