クルペオ(英語表記)culpeo

世界大百科事典 第2版の解説

クルペオ【culpeo】

小型のコヨーテに似ているががさらに大きい食肉目イヌ科の哺乳類エクアドルペルーからアンデス山脈に沿い南アメリカの南端までと,フエゴ島山地の低木林,荒れ地,半砂漠などにすむ。体長52~120cm,尾長36~50cm,体重4~13kg。イヌ属とキツネ属の中間のもので,尾がキツネに似て太く長いためクルペオキツネculpeo foxとも呼ばれる。しかし,南アメリカではタテガミオオカミに次ぐ大型種で,キツネよりはるかに大きく体型も異なり,吻(ふん)が長く耳介が大きく,コヨーテやジャッカルに似る。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クルペオ
くるぺお
culpeoculpeo foxAndean wolf
[学]usicyon culpaeus

哺乳(ほにゅう)綱食肉目イヌ科の動物。コヨーテに似た種で、エクアドル、ペルーからフエゴ島まで分布する。頭胴長52~120センチメートル、尾長36~50センチメートル、体重4~13キログラム。イヌ属とキツネ属の中間のもので、尾が大きいためクルペオギツネともいわれる。体毛は長く黄褐色と黒色の霜降り、四肢と体側および耳の後面は赤褐色、尾端は黒色。山地の低木林、荒れ地などにすみ、夜行性で齧歯(げっし)類、鳥、トカゲなどを主食とするが、地方により放牧のヒツジを殺すため駆除される。春から初夏に1腹平均5子を産む。[今泉吉典]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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