グイスカルド(読み)ぐいすかるど

山川 世界史小辞典 改訂新版 「グイスカルド」の解説

グイスカルド
Roberto Guiscardo

1015頃~1085

ノルマンディ出身のアプーリア公。1047年頃イタリアへ渡り,兄弟たちとともにビザンツ帝国領イタリアの征服活動を行った。57年にノルマン人たちの首領となり,59年にはアプーリア公となる。71年,ビザンツ帝国最後の拠点バーリを陥落させ,その後,ベネヴェント侯国サレルノ侯国アマルフィ公国を吸収し,南イタリアの大部分を支配下に置いた。叙任権闘争では,教皇グレゴリウス7世を支え,神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世と敵対した。81~82年,84~85年の2度にわたってビザンツ帝国への遠征を行ったが,2度目の遠征の途中,ケファレーニア島で没した。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「グイスカルド」の意味・わかりやすい解説

グイスカルド
ぐいすかるど

ロベルト・グイスカルド

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