グランピング

デジタル大辞泉 「グランピング」の意味・読み・例文・類語

グランピング(glamping)

《glamourous(グラマラス)+campingキャンピング)からの造語山野に設置された豪華なテントロッジに宿泊して、ホテル並みの快適なサービスを受けながら、自然との触れ合いを楽しむこと。

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共同通信ニュース用語解説 「グランピング」の解説

グランピング

「魅力的な」を意味するグラマラスと、キャンピングを組み合わせた造語。豪華なドーム型テントやコテージといった快適な空間に、道具食材食事が用意されている。火おこしやテント設営が大変というキャンプのイメージと異なり、手軽に自然体験ができると人気を集める。2000年代半ばに英国で誕生したとされ、欧米を中心に発展。日本では15年ごろから各地に広がった。新型コロナウイルスの感染拡大後は、密を回避できるアウトドアとしても注目される。

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知恵蔵 「グランピング」の解説

グランピング

「グラマラス(Glamorous)」と「キャンピング(Camping)」を掛け合わせた造語で、ホテル並みの設備やサービスを利用しながら、自然の中で快適に過ごすキャンプのこと。従来型のキャンプとは一線を画し、テントの設営や食事の準備などの手間がかからず、初心者でも気軽に楽しめる点が人気を集めている。欧米では5年ほど前から流行、日本では、2014年ごろから高級志向と相まって注目され始め、専用施設も増えてきている。
多くの場合、キャンプ場などにあらかじめ設置されたテントやキャビン(小屋)などの施設を利用する。施設はホテルの一室をそのまま自然の中に設置したイメージで、冷暖房や風呂、トイレなどが完備されている。食事については、用意された食材を焼いてバーベキューを楽しむ、料理がテントに運ばれる、といった形で提供されるため、調理器具を使って作る必要はない。
国内では、2015年7月現在、東京・豊洲や三重、静岡など数カ所に専用施設がある。山の中の簡易宿泊施設のようなものから、水辺に面して建ち、室内に天蓋付きベッド、屋外に浴槽、カヌーやプール、アスレチック施設などが完備された高級リゾートホテルのようなものまで様々なタイプがある。また、各地で人気宿泊施設を展開するリゾート運営会社、星野リゾートも10月、山梨にグランピング施設を開業する予定だ。
いわばキャンプの不便、不自由な部分を省き、いいとこ取りをしたスタイルだが、自然と向き合い野営の技術を身に付ける、といった本来のキャンプの趣旨と異なる、施設ありきで業者側が主導した側面もあることから一過性のブームで終わるのではないか、などと指摘する有識者もいる。

(南 文枝 ライター/2015年)

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