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グラール Goulart, João

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

グラール
Goulart, João

[生]1918.3.1. リオグランデドスル
[没]1976.12.6. アルゼンチン,メルセデス
ブラジルの政治家。大牧場主の子。ポルトアレグレ大学卒業。同郷の G.D.バルガス大統領に信頼され政界入りした。 1946年州議会議員,50年連邦下院議員,52年ブラジル労働党議長を経て,53~54年バルガス政権の労働・通産相となった。 55,60年の大統領選挙で副大統領となり,61年 J.クアドロス大統領辞任後,軍の反対を一応押えて大統領に就任。 F.カストロ政権との親交,労働者の地位の向上など,独自の対外政策や人民党的政策を行なった。 64年3月,経済的混乱と左傾化を恐れる軍のクーデターで失脚,ウルグアイに亡命した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

グラール
ぐらーる
Joo Belchior Marques Goulart
(1918―1976)

ブラジルの政治家。リオ・グランデ・ド・スール州の牧場主の息子として生まれる。28歳のときバルガスの部下として政界入りし、1952年にはブラジル労働党の党首となり、バルガス政権の労働大臣を務めた(1953~1954)。クビチェック、クアドロス両政権の副大統領となり(1956~1961)、クアドロス辞任後、軍部の強い抵抗を排して大統領に就任した(1961年9月)。在任中、親労働者階級的な政策を行ったが、インフレの高進や政府の財政危機、左翼運動の激化など不安定が続き、1964年3月末軍部のクーデターでついに失脚した。その後国外に亡命してアルゼンチンで客死した。[加茂雄三]

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